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舞台が暗転した瞬間に出て来てしまった道化のような登場で世間をザワつかせたマツダの問題作「オートザム AZ-1」。恐らくクルマ好きならこの発想は大歓迎であったのでしょうが、如何せん乗ってみると本気さが足りないというか…見た目に期待しすぎたせいもあるのですが、個人的な第一印象としては「誰に何をさせたいクルマなのか?」という疑問を持った記憶があります。お世辞にも速いとは言えませんし、気持ち良く操れるかというと、なかなかのクセを持ったハンドリングだった記憶があります。しかしこのクルマの伸びしろは大きく、ちゃんと面倒を見てあげると思わぬポテンシャルを発揮してくれたりするため、今なお愛好される方々が多くいらっしゃいます。